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狙われやすいのは?

意外なことに、住宅窃盗の侵入手段で一番多いのは無施錠のドアや窓です。※1ゴミ捨てに出ている間や就寝中に被害にあうケースもあります。

ならばきちんと施錠していれば防げるかというと、そうとも言い切れません。

次に被害が多いのはガラス破りです。※1 窓に穴を開けて手を入れれば、クレセント錠は簡単に解錠されてしまいます。

ピッキングやサムターン回しといった不正解錠も依然として多く、鍵の種類によってはものの数分で破られる危険があります。

※1 出典:警視庁 東京の犯罪(令和2年版)

どう対策すればいい?

侵入者に「侵入に時間をかけさせる」ことと「人の目を気にさせる」ことが重要です。

侵入に5分以上かかると約7割の侵入者が諦めることが過去の調査でわかっています。※2 鍵を増やす、ガラスを割りにくくするなど、今あるドア・窓に対策をプラスすることで防犯効果を高めることができます。

また侵入者は人目を嫌うため、光や音を発する機器やカメラを設置することも効果的です。

外から見える対策をすることで、侵入を試みる前に諦めさせ、ターゲットにならないことが理想です。

※2 出典:(財)都市防犯研究センター JUSRIリポート

対策1.
出入り口の鍵を見直す

ディンプルキー

鍵の表面にデコボコのくぼみがあり、ピッキングに強く、複製が難しいのが特徴です。新築や防犯意識が高い集合住宅などにも多く採用されています。

キーレス錠

鍵穴がないのでピッキングの心配がありません。暗証番号、カード、リモコン、指紋認証などご利用シーンに合わせて選択可能です。

鍵穴カバー

鍵穴にかぶせることで、ピッキングや鍵穴へのいらずらを防止します。かぶせるだけで簡単に設置できるタイプもあるので、賃貸でも使用可能です。

対策2.
窓の防犯強化

補助錠

万が一クレセント錠を解錠されたとしても侵入を防ぎます。特に窓の上部に設置すると、侵入者は立って作業せざるを得ないため心理的なハードルが上がります。

クレセントカバー

カバーをクレセント錠にかぶせたり、ガラスに貼りつけることでクレセント錠を守ります。外からクレセント錠が見えず、窓を割られても解錠されにくくなります。

防犯フィルム

ガラスが割れても破片が落ちないので侵入や解錠を拒みます。強風や地震によって割れたガラスの飛散防止や、日よけ・目隠し効果のある製品もあります。

防犯ステッカー

防犯意識の高さをアピールし、侵入者を牽制します。できるだけ目立つ場所にはることで効果を発揮します。安価なため導入しやすいのが特徴です。

対策3.
カメラ、光・音の出る機器を設置

防犯カメラ

センサーライトつき、暗所撮影、Wi-Fi対応など使用環境に合わせて選択できます。アプリで映像を確認できたり、工事不要で簡単に設置できるものもあります。

センサーライト

動きを感知して自動点灯するので、侵入者を撤退させる効果が期待できます。夜間に帰宅した時の照明としても活躍します。

防犯アラーム

人の出入りや異常解錠を検知して音を鳴らします。就寝中に侵入に気づくことができたり、近隣住人や通行人の目を集めることで侵入者を撤退を促します。